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4月6日は城の日で訓谷林甫城。黒エビ

 4月になると、暖かくなってきましたね♪
桜がチラホラと咲き始めて、目の保養になります。

 さて、4月6日は語呂合わせで「城の日」なので、城散策しましょう!
春は、雪も無くなり草もあまり生えておらず虫もいないので、山城に登城する良い季節です♪

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 城は郷土愛を育み、地域が活性化します♪
 地元の城を知れば地域活性化する!
 日本史と城が好きな店長、今西康喜が柴山から峠を越えて、隣の佐津地区訓谷の輪峰山「林甫城(輪宝城)」を紹介いたします♪
「りんぽじょう」と読むのですが、書き方が時代によって変わります。
城主は長氏で、柴山「養山城」の丹生氏とは友好関係だったみたいです。
(共通敵は無南垣の塩冶氏)


 訓谷集落の東側(安木方面)から県道を渡ると、登山口があります。

 車で行く場合は登山口西側の桜が植えてある広場があるので、その周辺を利用してもいいかと。
 私は頂上を目指して、一直線に登城したことがありますが、要害堅固で危険です。

 迂回ルートの登山コースがありますので、そちらをオススメします。
 沢づたいに幅の広い登山道が駐車場から安木方面に登ります。

 途中には何号目と書いてある看板もあるので親切です。

 8合目だったかな?
 安木と頂上の分かれ道があり、看板には⛩(鳥居)のマークが書いてあります。
 少し安木側を覗いてみると…。
 昔に鳥居があったのかな?
 コンクリートの土台跡を発見!
 近くに祠もあったのかな?

 昔、陸路で安木へ往来するには、この道を使ったのでしょね。
 ここで一休みした後、頂上本丸(主郭)を目指しましょう♪

 尾根づたいを登っていくと、山城の防御遺構である、堀切・切岸・曲輪・竪堀がありますので、地形を楽しみながら攻めましょう!

 頂上付近になると、急峻になり足元には気を付けてくださいね。
 手すりロープが張ってありますので、利用しましょう。
 地元領民の城愛に感謝しながら!

 そして、頂上到着!

 看板には、輪峰山と書いてあります。
 だいたい城址には桜が植えてあるところが多いのですが、林甫城主郭には杉が植えてあります。
 頂上周辺も林で、あまり景色が見えませんが広い主郭なので、ゆっくりしましょう♪

 海は良く見える…おや?

 主郭の海側にドラム缶が2つ!
 持って上がるの重かったでしょうに(笑)
 何に使ったのでしょうか?

 さて、主郭北西部(訓谷側)にロープが張ってあます。

 樹と樹の間に親切に2列で!
 領民の城愛に感謝しながら、そのロープを使って降りると…。

 絶景っ!!

 林甫城の象徴である、岩盤絶壁からの景色♪
 滑落しないように足元には注意してくださいね。

 領域である訓谷や美しい砂浜♪
 佐津川を越えた敵地、無南垣や館山城(無南垣城)もよく見えます!

 戦国時代の天文 9 年(1540)に館山城主「塩冶秀国」は謀略で林甫城主「長越前守善秀」を自害に追い込んだらしい。
 主を失った林甫城は落城し、訓谷村は塩冶氏の勢力下となる。
 林甫城は要害堅固なので、力攻めでは攻略困難だったからかな。
 時は流れて、永禄 12 年(1569)長善秀の子長弥次郎が塩冶氏と対立していた竹野轟城主「垣屋駿河守宗時」の支援を受けて塩冶氏を破り、林甫城と訓谷村を奪還したとされる。

 別の資料では、林甫城主は「長連久」で、娘(まつ)は香住の南、長井の中野村まで逃げて生き残った。
 まつ(松寿院)は但馬攻略で羽柴秀長配下であった藤堂高虎に嫁いで、後継者である藤堂高次を産んでます♪
 まつの兄「長連房」は藤堂高虎の家臣となり、大坂夏の陣にも参陣しております。
(諸説あります)

 藤堂高虎といえば、築城の名人ですよね♪
 ちなみに、香美町小代の「城山城」を攻めて地侍に撃退されてます(小代一揆)
 日本各地に、ゆかりの城があるのでNHK大河ドラマの主人公として期待しております。

 そんな、ロマンあふれる林甫城♪

 西側の中腹には、綺麗なエメラルド色した石垣?があります。
 登山道ではない、急峻な所なので注意して探してみてくださいね~♪
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​ 集落の人口が少なくなり、自治体が消滅するというニュースを見ました。
 愛郷心が薄れてるので、廃れていくのではないでしょうか?

 訓谷の「林甫城」は、地元領民に愛されている登りやすい山城です!
​ 堀切・曲輪・切岸・竪堀等、中世の遺構が残っています。

 志半ばに謀略で討たれた城主「長越前守善秀」の想いも伝えてもらいたいものです。

 そんな戦国史好きな店長が干した「干し魚」は急速冷凍してあります。
​ ご家庭で焼いて、アツアツで召し上がってください。
 ネット販売しておりますので、いつでもよろしくお願いします。

 今西食品ネット通販
 もちろん電話やFAX、店頭でも販売いたしております。
 電話:0796-37-0016
​ FAX:0796-37-0566

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春の旬な魚介類で「しろ」といえば、「白エビ」
 白エビ(40匹入)

 近年、漁獲が激減して、確保が難しくなりました…。

 そこで、白エビに代わるエビとして、オススメなのが「黒エビ」
 黒エビ(40匹入)

 春と秋に「赤エビ」と一緒に獲れます。

 黒エビは、身がトロっと柔らかく「ドロエビ」とも呼ばれてます。
 甘みがあり、刺身で食べるとカニ刺しのような味がします。

 注意して欲しいのは、温度管理。
 鮮度が落ちると黒くなりやすいんです。
 だから「黒エビ」なのかな?
 取扱注意なのと希少品なので、あまり流通しておりません。

 エビの味比べをしてみて、どれが美味しいか「白黒」つけるのもいいかも♪

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